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婚活で結果が出ないのは「自己PR」が原因?選ばれるプロフィールの書き方

今日は、婚活でなかなか結果が出ない方に向けて、自己PRの改善についてお話しします。

もし今、「年収600万円以上」「関東在住」「家事は分担が絶対」という条件を出していて、婚活が進まないと悩んでいるなら、この記事は必ず参考になるはずです。

私のもとにも、似たようなプロフィールの方から相談が寄せられます。実は、婚活がうまくいかない原因は、年齢や条件のせいではないことがほとんどです。

私自身、多くの方のプロフィールを見てきて感じるのですが、問題の多くは自己PRの書き方そのものにあります。


相手がイラッとする自己PR、書いていませんか?

よかれと思って正直に書いた一文が、相手に「この人はナシだな」と思わせてしまうことがあります。

たとえば、「共働き希望ですが家事は平等に」とだけ書くと、男性側には「命令口調に見える」と感じる人もいます。

私も最初は、「正直に伝えることが大事」と思っていました。でも実際には、言葉のニュアンスや印象が、思った以上に大きな影響を与えるんです。


自己PRは条件交渉ではありません

プロフィールは、交渉の場ではありません。「私は結婚相手としてふさわしいですよ」とアピールする場所でもありません。

本当の自己PRは、「私と一緒にいる未来って、きっと楽しいですよ」と、相手にイメージしてもらうための予告編です。

映画の予告と同じで、「もっと見たい」と思わせることが大切なんです。


よくあるNGパターンと、変え方の具体例

実際にあったプロフィールの一例をご紹介します。

【例】
「年収600万以上の男性を希望します。家事は分担制が条件です。私は家庭的で穏やかな性格です。」

一見まじめですが、この文章には問題があります。条件が前面に出すぎていて、相手に圧をかけてしまっています。

これを、少し言い回しを変えるだけで、印象がまったく変わります。

【改善例】
「一緒に支え合える関係に憧れています。忙しい日も、笑い合いながら家事を分担できたら嬉しいです。」

このように書くと、柔らかさが伝わり、「この人と一緒に暮らすと楽しそう」と思ってもらいやすくなります。


9割が陥る自己PRの落とし穴とは?

ほとんどの人が、自分のPRを「自分のことを語る場」と捉えています。

でも本当は、「相手がどう感じるか」を意識しないと意味がないんです。

自己PRは、自分を売り込む営業トークではなく、「未来の共有」をイメージさせる言葉のプレゼントです。

私も初めて婚活したときは、条件ばかり並べてしまっていました。でも、その文章を変えただけで、相手の反応がまったく違ったんです。


今、婚活がうまくいっていないなら

もしあなたが今、真剣に婚活しているのに結果が出ないと感じているなら、プロフィールを見直してみてください。

条件は悪くないはずなのに進展しない…そんなときこそ、文章の伝え方がカギになります。

自己PRを改善することで、たった数行でもあなたの魅力はしっかり伝わります。

【事例1】33歳・あき子さんの場合:正直すぎる条件が逆効果に?

■ 写真の印象:仕事のイメージが強すぎる?

あき子さんは、職場で同僚に撮ってもらった写真を使用していました。
これは一見自然体ですが、背景に人が映り込んでいたり、オフィス感が強く出てしまっています。

見た瞬間に「仕事熱心なキャリア女性」というイメージが先行し、婚活向きの柔らかさが感じられにくいのが難点です。

改善ポイント:
・背景に人が写っていないこと
・自然光のある公園など、グリーンが映る場所
・スカートなど柔らかさを感じさせる服装

これだけでも、印象は大きく変わります。


■ 自己PRの問題点:後半が「要求リスト化」

あき子さんの元の自己PR文はこちらです:

初めまして、あき子です。都内でOLをしています。
毎日仕事は充実していますが、そろそろ素敵な方と出会い、支え合える関係を築きたいと思っています。
趣味はカフェ巡りとヨガで、休日は心と体をリフレッシュしています。
お相手には誠実さと穏やかさを求めます。
経済的にも精神的にも自立していて、将来のことを真剣に考えられる方が理想です。
年収は600万円以上。関東在住の方でお願いします。
私も働いているので、家事や育児は協力して行いたいです。
お互いを尊重し、高め合える関係を築ける方からのご連絡をお待ちしています。

とても丁寧に書かれているように見えますが、後半になるにつれて**「お願い・条件」が増えていく構成**になっており、読んだ相手がプレッシャーを感じてしまいます。

これは心理学で言う「心理的リアクタンス」が働くパターンです。
人は他人からコントロールされそうになると、本能的に拒否感を覚えるんですね。

特に年収や家事分担など、条件面を前面に出すと、魅力的な男性ほど離れてしまう可能性があります。


■ 改善後の例文:与える姿勢にシフトする

以下は、私がリライトした例です。

初めまして、あき子と申します。
都内で働きながら、日々を丁寧に暮らすことを心がけています。
休日はカフェで読書をしたり、ヨガでリフレッシュするのが好きです。
これまで仕事にしっかり向き合い、自分なりにキャリアを築いてきました。
だからこそ、これからはお互いに支え合い、笑顔の多い毎日を一緒に楽しめる関係を築きたいと思っています。
食べることが大好きなので、料理も得意です。
一緒に食卓を囲んで「おいしいね」と言い合える日々が理想です。

この文章では、一切条件を並べていません。
でも「自立している」「家事もできる」「穏やか」など、相手に伝えたい要素はきちんと含まれています。

大事なのは、相手から奪うことよりも、何を与えられるかを伝える姿勢なんです。


【事例2】38歳・ケジさんの場合:真面目だけじゃ響かない

■ 写真の印象:真面目すぎて近寄りがたい?

ケジさんはスタジオでしっかり撮影されていて、それ自体は素晴らしいです。
ただ、表情がやや固く、口角も下がっていたため、やや「話しかけにくい印象」になっていました。

改善ポイント:
・口角を少し上げて自然な笑顔に
・手は前でなく横に添える、または自然にポケットへ
・背景は白や淡いグリーン系が柔らかい印象を作ります


■ 自己PRの問題点:属性の羅列で終わっている

ケジさんの自己PR文はこちらです:

初めまして。プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
都内のIT企業でSEとして働いています。真面目な性格だとよく言われます。
趣味は映画鑑賞で、休日は家で過ごすことが多いです。
アウトドアよりインドア派です。
誠実にお付き合いできる方を探しています。

悪くはないのですが、具体性がなく、人柄が伝わらないという弱点があります。
これは、市役所の書類のように「情報」はあるけれど「感情」が伝わらない状態です。


■ 改善後の例文:会話の種と人柄を盛り込む

初めまして。日々はITの仕事でPCとにらめっこですが、実は人と話すのが好きです。
最近ハマっているのは、レトロな喫茶店めぐり。
ナポリタンの美味しいお店を見つけた時は、一人で小さくガッツポーズしてます。
昔からミステリー小説が好きで、東野圭吾さんの作品はほとんど読みました。
もし共通点があれば、好きな作品を語り合いたいですね。
お互いの好きなことを持ち寄って、少しずつ世界が広がるような関係を築けたら嬉しいです。

このように、趣味のエピソード+共通点探しのきっかけを入れることで、自然に「会ってみたい」と思わせるプロフィールになります。


目次

まとめ:選ばれる自己PRは「未来の予告編」

婚活プロフィールは、スペックを並べる場ではありません。
本当に伝えるべきなのは「この人と一緒にいると楽しそう」と感じてもらえる未来のイメージです。

そのためには:

  • 条件の羅列ではなく、与えられる価値を示す
  • 人柄が伝わる具体的なエピソードを入れる
  • 会話のきっかけを盛り込んでおく

この3つが重要です。

再出発を応援したくなるプロフィールの書き方とは?41歳・ゆみさんの改善ポイント

プロフィール写真から伝わる第一印象は、婚活においてとても大切です。ゆみさんの写真は公園での撮影でしたが、背景に緑を多く取り入れるだけで、全体の印象がぐっと柔らかくなります。

写真は腰くらいまで映る構図にすると自然です。体型が気になる方は、体を少しひねったり座って撮ることでシルエットがすっきり見えることもあります。できればポージングの指導もしてくれるプロにお願いするのが安心ですね。

続いて自己PR文。原文には、優しさや家庭的な雰囲気が出ていた一方で、不安や依存を感じさせてしまう表現も見受けられました。

たとえば「私でも受け入れてくれる方」「最後の婚活にしたい」といったフレーズは、読む人に重さを与える可能性があります。婚活では、安心感や前向きさが伝わることが大切なんです。

実際、精神的にも経済的にも自立している男性は「守ってあげたい女性」ではなく、「一緒に人生を歩める女性」を求める傾向があります。

では、どうすればゆみさんの魅力が自然に伝わるプロフィールになるのか。大事なのは、過去を「弱み」として書くのではなく、「学び」や「強さ」に変換することです。

たとえば、こんなふうに書き換えてみました:


たくさんのプロフィールの中から見つけてくださり、ありがとうございます。
一度結婚を経験したからこそ、毎日の当たり前のような時間がどれほど大切で、幸せかを改めて実感しています。若い頃のように何でもうまくはできませんが、相手を思いやる気持ちや感謝をきちんと伝えることは、今の私だからこそ大切にできることだと感じています。得意な煮物をゆっくりと仕込むように、時間をかけて信頼を育んでいけたら嬉しいです。
心がほっとするような穏やかな関係を、ここから始めていけたらと思っています。


いかがでしょうか?

「バツイチ」という言葉を使わずとも、経験から得た学びや優しさが伝わってきます。
また、「自信がない」という弱さは、「感謝を伝える丁寧さ」へと置き換えることで、印象が大きく変わります。

さらに、「煮物」という具体的なエピソードを通して、家庭的な一面をさりげなくアピールすることもできています。

このように、プロフィールは自分のストーリーを語る場所。悲しみや弱さを背負ったままではなく、それを超えて今ここに立っているということを伝えるだけで、見える景色が変わってくるんです。


自己PRだけじゃ不十分?婚活の成功には「戦う場所選び」も重要

どんなに魅力的な自己PRが書けたとしても、それだけではうまくいかないケースもあります。その原因の多くは「自分の市場価値」を把握していないことにあります。

いくら素晴らしい人でも、需要のない場所で婚活していれば結果は出にくいもの。だからこそ、自分に合った「戦う場所」を見極めることが婚活成功のカギです。

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